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受け口のお子様(乳児)

3歳から始められる
お子さまの受け口矯正「ムーシールド」

ムーシールドは、子どもの受け口の症状を矯正するための装置です。自由に取り外せるマウスピース型の矯正装置なので、固定式の装置に伴うような痛みや不快感、ストレスは生じにくいです。

マウスピースの装着は就寝時に限られ、受け口の治療も比較的短い期間で終わります。

とくに子どもの歯で構成される乳歯列期に治療を始めると、歯や顎の成長を正常に促せるため、お口周りや舌の筋肉の状態も整い、永久歯がきれいに生える土台を作りやすくなります。

受け口は発音や滑舌が悪くなったり、口元のコンプレックスになりやすかったりするので、お子さまの心身への負担を減らすためにも、早期に改善するのが望ましいです。

ムーシールドの5つの特徴

①眠る時だけ装着

ムーシールドは、眠る時だけ装着します。日中は普段通りに過ごせるので、お子さまの協力も得られやすいです。装置による違和感はすぐに慣れます。

②痛みが少なく、抜歯も不要

ムーシールドは、お口周りの筋肉を整えるための装置なので、歯や歯茎に強い圧力がかかりません。痛みが少なく、抜歯もせずに受け口を改善できます。

③筋肉を整える負担の少ない治療

ムーシールドは、矯正治療の一種ではありますが、歯を動かしたり、過剰に成長した下顎を押さえつけたりすることはしません。

あくまでお口周りの筋肉の働きを整えることを目的としているため、お子さまの歯や歯茎、顎の骨に大きな負担をかけることはありません。

④受け口の治療費を抑えられる

受け口の治療を永久歯列になってから始めると、百万円前後の費用がかかります。それはもうすでに顎の成長が終わって、歯を抜いたり、顎を削ったりしなければ受け口を治せないからです。

口腔周囲筋を整えることで受け口の改善が見込めることから、治療費が低額に抑えられます。

ムーシールドは何歳から使える?

ムーシールドは、乳歯列が完成する3歳〜4歳くらいから使用できます。

矯正相談はそれよりも少し前の3歳前後くらいに受けておくと良いでしょう。歯や顎の発育は個人差が大きいため、診察は早めに受けていた方が安全です。

ムーシールドのメリットとデメリット

メリット

・眠っている時以外は装置を付けなくていい

・幼児期から受け口の治療を始められる

・治療期間が比較的短い

・強い痛みや不快感を伴わない

・歯を抜く必要がない

・健やかな顔立ちになる

デメリット

・適切な年齢・タイミングを逃すと適応できない

・ムーシールドだけで十分な治療効果が得られるとは限らない

・お子さんの協力が得られないと治療が進まない

ムーシールドで十分な効果が得られないことも?

ムーシールドは、子どもの受け口の治療法として広く普及している装置ですが、決して万能ではありません。受け口の症状が強い場合は、ワイヤー矯正を始めとした他の治療法との併用が必要になる可能性があります。

また、ムーシールドによる治療が成功しても、成長段階で受け口の症状が改めて生じるケースも少なくありません。女の子の場合は15~16歳くらい、男の子の場合は17~18歳くらいまでは骨の成長が続きますので、それまでは定期検診の受診をおすすめします。

ムーシールドの取り扱い方法と注意点

  • ムーシールドは原則として就寝時に着けていただきます。日中も装着することで、より高い効果が期待でき、受け口の症状も改善しやすくなります。
  • ムーシールドを使用する期間は1年程度です。お子さまの歯並びの状態や装置の装着状況によっては、3~8ヵ月程度で受け口の症状が改善されることも珍しくありません。
  • 矯正期間中は、定期的な通院が必要となります。これは経過を見たり、装置を調整したりするための通院で、1~3ヵ月に1回くらいの頻度でお越しいただきます。
  • ムーシールドによる受け口の治療でも他の矯正法と同じく、後戻りのリスクを伴います。想定よりも早くに受け口の症状が改善されたからといってムーシールドの装着をやめてしまうと、後戻りするリスクがたかまるため、装着期間は歯科医師の指示に従うようにしてください。
  • ムーシールドによる治療は、幼児期に完了するのが一般的ですが、その後も顎の骨は成長を続けます。その結果、受け口の症状が再び現れる可能性も十分にあるため、骨格の成長が完全に止まる中高生までは、定期検診を受けるようにしてください。