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院長紹介

院長

定政 克典

ごあいさつ

はじめまして、院長の定政克典です。生まれも育ちも神戸市で、ご縁があり、この垂水の地で開業することになりました。当院の診療方針は「歯を悪くしない」です。

そのためには、正しい知識をもって予防を行い、万が一悪くなった際には最善の治療を行う必要があります。特に健康に直結するこどもの矯正治療に力をいれています。

最大限情報提供し、それが患者様の正しい健康の一助となれば幸いです。

経歴

神戸市生まれ、白陵高校卒業

2011 国立徳島大学歯学部卒業

2014 塚口むらうち歯科・矯正歯科

2019 クローバー歯科クリニック 神戸マルイ院

2024 垂水さだまさ歯科・矯正歯科

所属学会

顎咬合学会(咬み合わせ認定医)

国際口腔インプラント学会(ICOI認定医)

即時荷重研究会

JAO(日本アライナー矯正歯科研究会)

日本歯周病学会

生い立ち

神戸市で生まれ育った私の幼少期は、お笑いが大好きな子供でした。土曜のお昼はテレビで吉本新喜劇を見て育ち、小学校・中学校時代は若手芸人さんのお笑い番組を見て、さらにそれを録画して繰り返し見るのが日々の楽しみでした。

お笑いの番組ばかり観ているうちに、自分自身もお笑い芸人さんに憧れるようになり、人前に出るのが苦手な性格なのに文化祭でのコントに挑戦したり、人前に出る練習のような気持ちで生徒会に入ったりもしました。当時から、好きなことや目標のためなら苦手な分野も頑張れる性格をしていて、この性格に当時も今も助けられていると思います。

高校生になり進路について真剣に考える時期になった頃に、幼い頃から見ていた真面目な歯科医師としての父の姿に憧れ、歯学部への進学を決めました。

歯学部卒業後は歯周病治療を学ぶ

徳島大学歯学部を卒業した後、勤務医として働きながら、様々な歯科治療の有名なセミナーに通い、歯科治療全般について幅広く学びました。

さまざまな治療について学ぶ中で、患者様の天然の歯を残して健康な生活を送っていただくためには歯周病治療が大切だと考えるようになり、歯周病治療を専門的に学ぶようになりました。

より歯周病治療について深く学ぶために、歯周病の専門医の先生のところで働き始めました。

勤務医として働き始めてすぐの頃から、さまざまな勉強会に積極的に参加し、新しい治療法に触れ、より良い治療を行うために勉強することを習慣としていました。この習慣は今でも継続しており、開業した現在でも毎月最低1回はセミナーに参加し、新しい知見を増やすことを続けています。

父から学んだ、歯科医師としての終わりなき学び

歯科医師である父からは、歯学部を目指すと決めた時から、「歯医者はなってからの方がずっと勉強しなければならない」と言い聞かされてきました。大学受験を目前に控え、毎日勉強に明け暮れていた当時は、「そんなことはないだろう」と思っていました。しかし、実際に歯科医師になった今、父の言葉がいかに正しかったかを痛感しています。

父の言葉があったからこそ、歯科医師になってからも勉強をしっかりと続けることができています。父自身も本当に勉強熱心で、60代の半ば頃まで毎月のように勉強会に参加して、新たな治療などにも積極的に取り組んでいました。そんな父の姿を見ていたので、歯科医師になった以上は勉強をするのが当たり前だと思えますし、そのおかげで自身が院長となって当院を開業するに至ったのだと思っています。

小児矯正に興味を持ったきっかけ

勤務医として歯周病治療を専門的に学んでいく中で、どれだけ良い治療を行っても、歯を残すことができないほど歯周病が進行してしまった患者様を診察する機会が何度もありました。

私の力不足で歯を残せないのであれば、もっと多く勉強し、もっと良い治療方法を学ぼうと思います。

しかし、「この患者様はどのような優秀な先生が治療をしても、歯を残すことは難しいだろう」と感じさせる患者様もいらっしゃいます。

患者様も私も『歯を残したい』という想いは共通していますが、手の施しようがないと感じることがありました。そんな日々の中で、山形県の熊谷先生がテレビで取材されているのをたまたま拝見する機会がありました。熊谷先生は山形の庄内地域で、虫歯や歯周病の割合を実際に減らしているという実績をデータとして出されており、こんなすごい先生がおられるのかと感動しました。


熊谷先生の教えを受けたいと思い、山形県に実際に伺ってセミナーを受講しました。セミナーの内容も高度なもので、素晴らしい知識を得たのですが、それと同時に印象深かったのが、山形県の空港のとんかつ屋さんでフロスが置かれているのを目にしたことでした。そのとんかつ屋さんも熊谷先生の考えに賛同し、歯科の啓蒙活動を行っていたのです。熊谷先生は地域や企業を巻き込んで、地域の方々を健康にしていることを感じました。熊谷先生や日吉歯科のそのような取り組みに、本当に感銘を受けました。


こういった経験があり、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、そもそも虫歯や歯周病にならないように予防することの大切さを実感しました。これまでは歯周病で悪化してしまった歯をどのように治療するかを考えてきましたが、歯周病にならないお口の環境づくりをするためにはどうすれば良いのかと考えた結果、たどり着いたのがメディカルトリートメントモデルという科学的根拠に基づいた予防診療システムと小児矯正でした。


患者様がまだ小さなうちから、メディカルトリートメントモデルでの予防と小児矯正を行なってお口の中の環境を理想的な状態に導くことで、将来の虫歯や歯周病のリスクを減らし、歯が悪くなりにくい環境を作ることができると考えています。小児矯正には様々な手法がありますが、私は『顎顔面矯正』という治療方法が多くのお子様にとって優れた選択肢になると考えています。顎顔面矯正は歯並びを矯正するというよりは、顎の成長をコントロールし、歯が自然と綺麗に並ぶように導いていく治療方法です。顎の成長にアプローチできる点が一般的な矯正治療との大きな違いで、無理なく自然に良い歯並びになっていくような治療なので、小児矯正では顎顔面矯正を一番におすすめしています。

患者様の想いに寄り添うインプラント治療

小児矯正をきっかけに、歯周病や虫歯で歯を失う人を少しでも減らしたいと考えるようになりました。

しかし、当然ですが全ての患者様をお子様の頃から診るわけではないため、私と出会った時にはすでに抜歯が必要な状態の患者様もたくさんおられます。

歯を抜かざるを得ないのであれば、せめて歯を抜いた後に最良の治療を行いたいと考え、インプラント治療についても積極的に学んできました。歯を失った際にはブリッジや入れ歯という選択肢もありますが、ブリッジや入れ歯は周りの歯に負担をかけてしまう側面があり、少しても患者様の天然の歯を多く残すためには、周囲の歯に負担をかけないインプラントが最良の治療だと考えています。


しかしインプラント治療に対しては、「痛い」「腫れる」「歯が無い期間がしばらく続く」といったネガティブなイメージを持たれている患者様も多いかと思います。私も元々は同じで、インプラント治療はネガティブな面が多いと感じていました。そんな私が患者様に自信を持ってインプラントをお勧めできるようになったきっかけが、抜歯即時埋入というインプラント治療の手法に出会ったことでした。

患者様への負担の少ない「抜歯即時埋入」

抜歯即時埋入は、その名の通り抜歯と同時にインプラントを埋入する方法です。

このページでは細かな内容は省きますが、抜歯と同時にインプラントを埋入するので、痛みや腫れがほとんどなく、患部の状態によっては当日に仮歯を入れてお帰りいただけます。

抜歯即時インプラントの治療を行っていると、患者様からほとんど痛くなかったと喜んでいただけることが非常に多いです。

抜歯をしてインプラントを埋入した当日だけ痛み止めを飲んで、翌日からは痛み止めも必要なくなったとおっしゃる患者様が本当にとても多いです。

抜歯即時埋入を始める前は、痛みや腫れについて患者様から言及されることが多かったので、抜歯即時埋入を始めて本当に良かったと思っています。

インプラントのネガティブなイメージに繋がっていた痛みや腫れというデメリットの大部分を克服することができる抜歯即時埋入であれば、インプラント治療のメリットだけを最大限発揮することができると考え、歯を残すことのできなかった患者様にはインプラントを積極的にお勧めしております。

患者様の天然の歯を1本でも多く残すために

私が歯周病治療を専門的に学んだことや、小児矯正を学び始めたきっかけ、そしてインプラント治療を行っている理由、その全てが『患者様の天然の歯をより長く残したい』という想いから始まっています。

インプラント治療の重要性

インプラントは天然の歯を残すことと関係なさそうに感じるかもしれませんが、実は残っている天然の歯が悪くならないように支えになってくれる大切な治療です。

例えば、歯を失った方がブリッジや部分入れ歯で治療を行った場合、その歯を支える天然の歯が数年かけて徐々に悪くなっていき、より長いブリッジや大きな部分入れ歯が必要になります。しかし、インプラントはこれらの治療とは異なり、残った天然の歯に負担をかけないため、天然の歯を長く残すために重要な治療だと考えています。

健康寿命の向上への取り組み

患者様の天然の歯をなるべく多く残すことを大切に考える理由は、歯の欠損が多さと健康寿命の長さには相関があると言われているからです。

歯が悪い人ほど内科的な疾患も増える傾向にあります。歯科医院で治療を行えるのはお口の問題だけですが、お口の治療を適切に行うことで、全身の健康にも良い影響を与えることができるのです。

インプラントは天然の歯を残すことと関係なさそうに感じるかもしれませんが、実は残っている天然の歯が悪くならないように支えになってくれる大切な治療です。

世界的に見ても、日本は歯の健康があまり良くないと言われています。歯科治療を通じて健康寿命を伸ばすというと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、当院に来てくださる目の前の患者様の歯をしっかりと治療して、患者様一人ひとりがより長く天然の歯で健康的な生活を送れるような治療をご提供できればと思っております。