子供の出っ歯は口呼吸が原因?関係と仕組み、自然に治るか、治療を始める時期を歯科医師が解説

「うちの子、前歯が出てきた気がする。いつも口がポカンと開いているのも関係あるのかな」
「口呼吸を直せば、出っ歯も自然に治るのだろうか」
お子様の前歯や口元の癖が気になり、このような疑問を持たれている保護者の方は少なくありません。
口呼吸のお子様では、上の前歯が前に傾いていたり、歯列の幅が狭かったりする傾向があることが報告されています。唇と舌が前歯を支える力のバランスが崩れることが、その一因と考えられています。反対に、前歯が出ていて唇が閉じにくいことが、口呼吸のきっかけになることもあります。上顎の骨の成長は10歳ごろまでに大部分が進むため、骨格から整えられる時期には限りがあります。
「口呼吸と出っ歯は、どちらが先なの?」
「家でできるトレーニングで治る?」
「矯正はいつから始めればいいの?」
この記事では、子供の出っ歯と口呼吸の関係や仕組みから、自然に治るかどうか、治療を始める時期と治療法まで、垂水さだまさ歯科・矯正歯科の院長であり、顎咬合学会認定医(咬み合わせ認定医)である定政が分かりやすくご説明いたします。
成長期のお子様だからこそできる治療があります。ぜひ最後までお読みください。
目次
子供の出っ歯と口呼吸はどういった関係?

子供の出っ歯と口呼吸は、どちらか一方が原因でもう一方が結果、という単純な関係ではありません。口呼吸が前歯の位置に影響することもあれば、前歯が出ていることで口呼吸になりやすくなることもあり、お互いに影響し合うことがあります。
ここでは、まず出っ歯とはどのような状態なのかを確認し、そのうえで、口呼吸と出っ歯のどちらが先に起こるのか、口呼吸と出っ歯の関係について研究で何が分かっているのかを、順にご説明します。
出っ歯とは、上の前歯が下の前歯より大きく前に出ている状態
出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも前に大きく出ている状態を指す、一般的な呼び方です。歯科では、上の歯並びや上顎が下の歯並びや下顎に対して前に出ている噛み合わせを「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼び、出っ歯はこの上顎前突に含まれる噛み合わせの一つです。
ひと口に出っ歯といっても、原因によっていくつかのタイプがあります。1つは、上顎の骨の位置には大きな問題がなく、上の前歯が前に傾いて生えているために前に出て見えるタイプです。もう1つは、上顎の骨そのものが前に出ている、あるいは下顎が小さく後ろの位置にあるといった、上下の顎の骨格の位置関係によって上の前歯が前に出て見えるタイプです。
子供の出っ歯では、前歯の傾きと骨格の位置関係の両方が重なっていることも多いです。前歯の傾きが中心なのか、骨格の位置関係が中心なのかによって、治療で働きかける場所が変わります。歯を動かすことが中心になるのか、顎の成長に働きかけることが中心になるのかが変わるため、治療の考え方も異なります。
ただし、どのタイプなのかは、お口の中や横顔を見ただけでは判断できません。歯科医院では、レントゲンなどの検査で上顎・下顎の位置や大きさ、前歯の傾きを確かめたうえで、出っ歯のタイプを判断します。
口呼吸と出っ歯は、どちらが先に起こる?
口呼吸から出っ歯になることも、出っ歯から口呼吸になることもあり、お互いに影響し合って悪循環になることがあります。
口呼吸から出っ歯につながる流れでは、口が開いた状態が続くことで、唇と舌が前歯や上顎を支える力のバランスが崩れることが関わっていると考えられています。この仕組みは、次で詳しくご説明します。
反対に、出っ歯から口呼吸につながる流れもあります。上の前歯が前に出ていると、上下の唇が前歯に押されて閉じにくくなり、口が開いたままになりやすくなります。口が開いていると、鼻ではなく口で息をすることが増えていきます。日本歯科医学会がまとめた「口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方」(令和6年3月)でも、口呼吸の種類の一つに「歯性口呼吸」が挙げられています。
このように、口呼吸が前歯を前に出す方向に働くと考えられ、前に出た前歯がさらに口を閉じにくくするという悪循環が起こることがあります。お子様の場合、どちらが先に始まったのかを保護者の方が見分けるのは難しいため、口呼吸と前歯の両方を一緒に確かめていくことが大切です。

口呼吸の子供に出っ歯が多いことは、研究でも報告されている
口呼吸のお子様では、Ⅰ級の不正咬合よりも、出っ歯にみられることの多い噛み合わせ(Ⅱ級1類)の割合が高い傾向や、鼻呼吸のお子様に比べて上の前歯が前に傾いている傾向があることが、複数の研究で報告されています。
口呼吸のお子様と不正咬合(歯並びや噛み合わせの乱れ)の関係を調べた観察研究7件をまとめたレビューでは、口呼吸のお子様では、Ⅰ級の不正咬合よりもⅡ級1類の不正咬合の割合が高い傾向があったと報告されています。Ⅱ級1類とは、噛み合わせの分類(診断名)の一つで、上の歯列が下の歯列に対して前にずれていて、上の前歯が前に傾いている状態を指します。出っ歯と同じ意味の言葉ではありませんが、出っ歯にみられることの多い噛み合わせの分類です。
また、18歳未満のお子様を対象にした10件の研究をまとめた系統的レビュー・メタ分析では、口呼吸のお子様は鼻呼吸のお子様に比べて、上の前歯が唇側(前)へ傾く傾向、上顎・下顎が後ろ下へ回転する傾向、空気の通り道(気道)が狭い傾向がみられたと報告されています。
さらに、矯正治療を受けたお子様116人を振り返った研究では、鼻づまりの症状があり口で呼吸している55人(口呼吸の群)と、鼻呼吸の61人を比べています。その結果、口呼吸の群では、上下の前歯の前後の差(オーバージェット)が大きく、上下の歯列の幅が狭く、下顎が後ろ下へ回転している傾向がみられました。
つまり、口呼吸のお子様では、上顎の骨そのものが前に大きく出ているというよりも、下顎が後ろに下がり、上の前歯が前に傾くことで、出っ歯が目立っている傾向がうかがえます。
ただし、これらはどれも観察研究で、「口呼吸をすると必ず出っ歯になる」とまでは言えません。出っ歯には、遺伝による骨格の特徴や指しゃぶりなどの癖も関わるため、口呼吸だけが原因とは限りません。口呼吸以外の原因については、後ほど詳しくご説明します。
口呼吸で子供が出っ歯になりやすい仕組み

ここでは、口呼吸が続くとお子様の前歯が前に出やすくなる仕組みをご説明します。
歯の位置は、骨の中に固定されているように見えて、実はまわりから受ける力によって少しずつ動きます。上の前歯であれば、外側から押さえる唇や頬の力と、内側から押す舌の力がつり合う位置に並ぶと考えられています。
口呼吸が続くと、このつり合いが崩れていきます。口が開くと唇の力が弱まり、舌が下がりやすくなります。舌が上顎を内側から支えられなくなると、上顎の幅が狭くなりやすいと考えられています。上顎の幅が狭くなると、歯が並ぶスペースが足りなくなり、前歯が前に押し出されることがあります。このような段階を経て、前歯が前に出やすくなると考えられています。以下で、一つずつ見ていきます。
口が開いていると、唇と舌の力のバランスが崩れる
口を閉じているとき、上下の唇は上の前歯を外側から軽く押さえています。この力はわずかですが、毎日、長い時間かかり続けるため、前歯の位置を保つうえで大切な役割を果たしています。
口が開いたままになると、上の前歯を外側から押さえる唇の力が働きにくくなります。また、口で息をするときは、空気の通り道を作るために舌が下がりやすくなります。そのため、口呼吸のお子様では、舌が上顎に収まらずに下がった状態(低位舌)になりやすくなります。
舌が下がっていると、飲み込むときや話すときに、舌が前歯の裏を押す癖(舌癖)がつくこともあります。外側から押さえる唇の力が弱まる一方で、内側から前歯を押す舌の力は残るため、上の前歯は前に傾きやすくなります。

口が開いているお子様は、唇の力そのものも弱くなっていることがあります。唇を閉じる力が弱いと、さらに口が開きやすくなり、前歯を押さえる力も弱いままになります。
低位舌の詳しい仕組みや、舌の正しい位置をご家庭で確かめる方法は、以下のコラムでご説明しています。
>>舌の正しい位置と、お子様の舌の位置が将来に関わる理由はこちら
上顎の幅が狭くなり、前歯が前に押し出される
本来、舌は上顎の内側(口の中の天井の部分)に収まっています。舌が上顎に収まっていると、舌が上顎を内側から支え、上顎の横への成長を助けると考えられています。
口呼吸で舌が下がると、上顎を内側から支える力が弱まります。一方で、頬の筋肉は外側から歯列を押し続けるため、上顎の幅が狭くなりやすいと考えられています。前述の、矯正治療を受けたお子様116人を振り返った研究でも、口呼吸の群では、上の歯列の幅も狭い傾向がみられました。
上顎の幅が狭いと、前歯が並ぶスペースが足りなくなります。行き場を失った前歯は前に押し出されるように並び、出っ歯になったり、歯列全体が前の方で細くなる「V字型」の歯並びになったりすることがあります。前歯が重なってガタガタに並ぶこともあります。

また、上顎は鼻の空気の通り道の床にあたる部分でもあるため、上顎の幅が狭いと、鼻の通り道も狭くなっていることがあります。鼻で息がしにくいと、さらに口で呼吸するようになり、舌も下がったままになります。当院の小児矯正のページでも、「顎が小さい → 口呼吸 → 舌が下がる → さらに顎が小さくなる」という悪循環をご説明しています。この悪循環を断ち切ることが、当院が小児矯正で大切にしていることです。
下顎が後ろに下がり、上の前歯がより出て見えることもある
口呼吸の影響は、上の前歯と上顎だけにとどまりません。前述の系統的レビュー・メタ分析と、お子様116人を振り返った研究のどちらでも、口呼吸のお子様では、鼻呼吸のお子様に比べて、下顎が後ろ下へ回転している傾向がみられたと報告されています。
口で呼吸するときは口を開けるため、下顎が下がった姿勢が続きます。成長期にこの姿勢が続くことが、下顎が後ろ下へ回転する傾向に関わっていると考えられています。
下顎が後ろにあると、上の前歯と下の前歯の前後の差が大きくなります。そのため、上の前歯の傾きがそれほど大きくなくても、上の前歯が実際以上に前に出て見え、出っ歯が目立ちます。横顔では、下顎の先が後ろに引っ込んで見えたり、口元が前に出て見えたりすることもあります。
このように、口呼吸のお子様の出っ歯は、上の前歯の傾きだけでなく、下顎の位置も関わっていることがあります。下顎が後ろにある場合の当院の治療は、後ほどご説明します。
子供の出っ歯は口呼吸以外の原因でも起こる

子供の出っ歯の原因は、口呼吸だけではありません。顎の骨格や、指しゃぶりなどの癖も関わっており、いくつかの原因が重なっていることが多いです。
原因によって、治療で働きかける場所が変わります。口呼吸だけを直せば出っ歯が治るとは限らないため、ここでは、口呼吸以外の出っ歯の原因をご説明します。
上顎・下顎の大きさや位置など、骨格の影響
親子で顔立ちが似るように、上顎・下顎の大きさや位置、歯の大きさには、遺伝の影響もあります。お父様やお母様に出っ歯の傾向がある場合、お子様にも似た骨格の特徴がみられることがあります。
骨格の特徴の中でも、前述のとおり、下顎が小さい、あるいは下顎が後ろの位置にあるお子様では、上の前歯が前に出て見えやすくなります。上顎が前に出ている場合も同じです。
また、顎が小さいと、舌が収まる場所が足りなくなります。舌の収まる場所が足りないと、舌が前に出て前歯を押す癖につながったり、舌が下がって口呼吸につながったりすることもあります。顎の小ささが、舌で前歯を押す癖と口呼吸の両方の背景になっていることもあるのです。
骨格が原因の出っ歯は、歯を動かすだけでは見た目の改善に限りがあります。前歯を後ろに下げることはできても、下顎が後ろにある、上顎が狭いといった骨格の特徴そのものは残るためです。そのため、骨格の影響が大きいお子様では、顎の成長が続いている成長期のうちに、顎の成長に働きかける治療を検討します。
顎が小さいことの原因や、歯並び・体への影響は、以下のコラムで詳しくご説明しています。
指しゃぶり・唇を噛む癖・舌で前歯を押す癖
毎日の癖も、出っ歯の原因になります。特に、次のような癖は、上の前歯を前に押し出す力になります。
- 長く続く指しゃぶり(指が上の前歯の裏に当たり、前歯を前に押す)
- 下唇を上の前歯の裏側に入れて噛む癖(下唇が上の前歯を前に押し、下の前歯を内側に押す)
- 飲み込むときや話すときに、舌で前歯を押す癖(舌癖)
一つひとつの力は小さくても、毎日、長い時間かかり続けることで、前歯が少しずつ動いていくことがあります。
こうした癖は、口呼吸と一緒にみられることも多いです。口が開いていると舌が前に出やすく、唇を閉じる力も弱くなるためです。また、癖が残ったまま矯正治療で歯並びを整えても、同じ力が前歯にかかり続けるため、歯並びが元に戻ろうとする「後戻り」が起こりやすくなります。そのため、当院では、癖への対応も治療の一部として考えています。
ただし、癖をやめられないのは、お子様の気持ちだけの問題ではないことが多いです。鼻がつまっていて口が開いてしまう、舌の位置が低い、といった理由が背景にあることもあります。「やめなさい」と注意する前に、なぜ癖が出ているのかを歯科医院で確かめてみてください。理由が分かれば、お子様に合った対応を考えられます。
子供が口呼吸になる3つの原因と、出っ歯との関わり

ひと口に口呼吸といっても、その原因はさまざまです。日本歯科医学会の「口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方」(令和6年3月)では、口呼吸があるかどうかを、鼻性口呼吸・歯性口呼吸・習慣性口呼吸に分けて確かめることとされています。
どの口呼吸なのかによって、まず相談するのが耳鼻咽喉科なのか歯科なのか、どのような対処が必要なのかが変わります。ここでは、3つの口呼吸の原因と、それぞれの出っ歯との関わりをご説明します。
鼻づまりや扁桃の腫れで、鼻で息がしにくい(鼻性口呼吸)
アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻づまり、アデノイド(鼻の奥にあるリンパ組織)や口蓋扁桃(のどの両脇にある扁桃)の腫れなどによって、鼻から息がしにくく、口で呼吸せざるを得ない状態です。
このタイプの口呼吸は、鼻の通り道そのものが狭くなっていることが原因です。そのため、口を閉じる練習をしても鼻で息をすることが苦しく、口呼吸は改善しにくいです。鼻や扁桃の病気が疑われる場合は、まず耳鼻咽喉科での診察・治療が必要になることがあります。
鼻をよくすする、いつも鼻声である、寝ているときにいびきをかく、口を開けて寝ている、といった様子は、鼻で息がしにくいことのサインの一つです。アレルギー性鼻炎は、季節によって症状が強くなることもあります。こうしたサインが続く場合は、歯並びの相談とあわせて、鼻の状態も確かめておくと安心です。
一方で、前述のとおり、上顎は鼻の通り道の床にあたるため、上顎の幅が狭いお子様では、鼻の通り道も狭くなっていることがあります。このようなお子様では、上顎を広げることで鼻の通りが良くなる場合もあります。上顎を広げる治療については、後ほど詳しくご説明します。
前歯が出ていて、唇が閉じにくい(歯性口呼吸)
前述のとおり、出っ歯などの歯並びのために、唇を自然に閉じることができず、口が開いてしまう状態です。
歯性口呼吸のお子様が無理に唇を閉じようとすると、下唇の下から顎の先にかけて、梅干しのようなしわができることがあります。これは、顎の先にある筋肉(オトガイ筋)が緊張しているためです。口を閉じたときにこのしわができる場合は、唇を楽に閉じられていないサインの一つです。
ご家庭では、お子様がテレビを見ているときなど、力を抜いているときに、上下の唇が自然に閉じているか、上の前歯が唇からのぞいていないかを横から見てみてください。
このタイプの口呼吸は、口呼吸と出っ歯の悪循環の中でも、「出っ歯から口呼吸」の流れにあたります。歯並びを整えることで、唇を閉じやすくなることが期待されます。ただし、歯性口呼吸に、鼻づまりや口を開ける癖が重なっていることもあります。その場合は、歯並びを整えるだけでは口呼吸が残ることがあるため、鼻の状態の確認や、口まわりの筋肉のトレーニングもあわせて考えます。
鼻は通るのに、口を開ける癖がついている(習慣性口呼吸)
鼻の病気はなく、鼻で呼吸することもできるのに、口が開いたままになっている状態です。唇や口まわりの筋肉の力が弱い、舌が下がっている、鼻づまりが治ったあとも口で息をする癖が残っている、などが背景にあります。
テレビを見ているときや、何かに集中しているときに、口がポカンと開いていることに気づかれる保護者の方も多いです。寝ているときに口が開いている、朝起きたときに口が乾いている、唇が乾燥しやすい、といった様子がみられることもあります。
このタイプの口呼吸は、口まわりや舌の筋肉の使い方を整えることで、改善を目指せることが多いです。歯科医院では、口まわりの筋肉のトレーニング(MFT:口腔筋機能療法)を行うことがあります。MFT では、唇を閉じる力をつける練習や、舌を上顎に収める練習、舌で前歯を押さずに飲み込む練習などを行います。また、ご家庭での練習も大切です。ご家庭でできることは、次でご説明します。
口呼吸による子供の出っ歯は自然に治る?

生え変わりの時期に一時的に出て見えているだけなら、成長とともに目立たなくなることもあります。しかし、口呼吸が続いて前歯の傾きや上顎の幅に変化が出ている場合は、自然に治ることはあまり期待できません。
ここでは、様子を見てよい場合とそうでない場合、ご家庭で口呼吸をやめさせるためにできることを、順にご説明します。
生え変わりの時期に、一時的に出っ歯に見えることもある
6歳〜8歳ごろ、乳歯から大人の前歯に生え変わる時期は、前歯が出っ歯のように見えることがあります。
大人の前歯は乳歯に比べて大きいため、生えてきたばかりのころは、顔や口の大きさに比べて前歯が大きく、前に出ているように見えます。また、この時期は、上の前歯が少し外側に開いて生え、前歯と前歯の間に隙間が空くことがあります。これは、隣の歯や犬歯が生えてくるまでの一時的な並び方で、「みにくいアヒルの子の時期」と呼ばれています。隣の歯が生えてくるにつれて、前歯の間の隙間や開きは目立たなくなることが多いです。
ただし、次のようなサインが一緒にある場合は、生え変わりだけが理由とは限りません。
- 口がいつも開いている
- 口を閉じたとき、唇が前歯にかぶさらない
- 寝ているときにいびきをかく
- 指しゃぶりや、唇を噛む癖が続いている
生え変わりによる一時的な見え方なのか、口呼吸や骨格の影響があるのかを、保護者の方が見分けるのは難しいことも多いです。気になるサインがあれば、一度歯科医院でお口の状態を確かめてみてください。様子を見てよい状態であれば、そのことが分かるだけでも安心につながります。
口呼吸を改善しても、出てしまった前歯や狭い上顎は戻りにくい
口呼吸の原因を取り除くことは、とても大切です。口呼吸が続く限り、前歯を前に出す力や、上顎を狭くする力がかかり続けると考えられるためです。
ただし、すでに前に傾いた前歯や、狭くなった上顎、後ろに下がった下顎は、口呼吸を直すだけで元の位置に戻ることはあまり期待できません。前に傾いた前歯を唇の力だけで後ろに戻すことは難しく、上顎の幅や下顎の位置といった骨格の特徴も、成長とともにそのまま固まっていくことが多いためです。
出てしまった前歯や狭い上顎を整えるには、前歯の位置を動かすだけでなく、上顎の幅や下顎の位置といった骨格に働きかける治療が必要になることがあります。具体的な治療については、後ほど詳しくご説明します。
なお、口呼吸の原因を取り除くことは、治療で整えた歯並びを保つためにも大切です。前述のとおり、口呼吸や舌で前歯を押す癖が残っていると、後戻りが起こりやすくなるためです。骨格に働きかける治療と、口呼吸への対応は、どちらか一方ではなく、両方を進めていくことが大切です。
家庭で子供の口呼吸をやめさせる方法は?
鼻づまりがないことを確かめたうえで、口を閉じて鼻で呼吸する習慣づけと、口まわり・舌のトレーニングを続けることが基本です。ただし、ご家庭での練習だけで出っ歯そのものを治すことは難しいです。
ご家庭で取り組めることには、次のようなものがあります。
まず、「口を閉じなさい」と注意する前に、お子様の鼻が通っているかを確かめてください。鼻がつまっていると、口を閉じたくても閉じられません。前述の、鼻で息がしにくいことのサインがみられる場合は、先に耳鼻咽喉科で相談することをおすすめします。
鼻が通っている場合は、口まわりや舌の筋肉を使うトレーニングが役立ちます。代表的なものに、「あ・い・う・べ」と口を大きく動かす「あいうべ体操」などがあります。目的は、唇を閉じる力や、舌を上顎に収める力をつけることです。また、よく噛んで食べる習慣も、口まわりの筋肉を使うことにつながります。トレーニングは、毎日の流れの中に組み込んで続けることが大切です。
寝ている間の口呼吸が気になり、口を閉じるテープ(口呼吸テープ)を使いたいと考える保護者の方もいらっしゃいます。ただし、鼻づまりがあるお子様では、テープで口を閉じると呼吸が苦しくなるおそれがあります。保護者の方の判断だけで使わず、歯科医師や耳鼻咽喉科医に相談してから使うようにしてください。
舌の位置を整えるトレーニングのやり方や、毎日続けるための工夫は、以下のコラムでご説明しています。
子供の出っ歯と口呼吸の治療は何歳から始める?

上顎の成長が続いているうちに相談を始めるのがおすすめです。当院では、4歳〜5歳ごろから、お子様の年齢と状態に合わせた治療をご提案しています。
当院の小児矯正のページでもご説明しているとおり、上顎の骨の成長は10歳ごろに約80%が完了します。上顎の成長が続いているうちは、急速拡大装置で上顎の骨格そのものを広げやすい時期です。一方で、成長が進むと骨格を広げにくくなり、歯の位置を動かすだけの治療や、将来、抜歯を伴う矯正治療を選ぶことが増えていきます。
当院での年齢ごとの治療の進め方の目安は、次のとおりです。
- 4歳〜5歳ごろ:プレオルソなどのマウスピース型の装置で、舌の位置や口まわりの筋肉の癖を整える
- 5歳〜10歳ごろ:急速拡大装置(固定式)で上顎の骨格を広げ、歯が並ぶスペースを確保する
- 11歳ごろ〜:急速拡大装置(固定式)で、成長が終わりかけていても骨格から整えることを目指す
成長が進み、急速拡大装置だけでは上顎が広がりにくいお子様には、必要に応じてインプラントアンカーを併用することがあります。また、上顎を広げたあとに、マウスピース矯正で歯の位置を仕上げることもあります。実際の進め方は、お子様の年齢だけでなく、上顎の幅や下顎の位置、前歯の傾き、口呼吸や癖の有無によって変わります。
顎が小さいお子様の、年齢によって変わる治療の進め方は、以下のコラムで詳しくご説明しています。
>>顎が小さいお子様の、年齢によって変わる治療の進め方はこちら
では、早めに治療を始めることには、どのような利点があるのでしょうか。研究で示されていることと、当院の考え方を分けてご説明します。
まず、研究で示されていることです。コクラン(医療の研究を集めて評価する国際的な団体)が、出っ歯のお子様の矯正治療について、ランダム化比較試験27件・1,251人をまとめたレビューがあります。このうち、機能的矯正装置を使って7歳〜11歳で始めた早期治療と、思春期に始める治療を比べた3件の試験では、早期治療の方が前歯の新たなけがが少なかったと報告されています。新たなけがの割合は、早期治療で19%、思春期の治療で30%でした(中程度の質の根拠)。なお、早期治療と思春期の治療を比べた試験には、ほかにヘッドギア(頭に付ける装置)を使ったものもあり、いずれも急速拡大装置を使った試験ではありません。また、前歯のけがが減ったこと以外には、治療が終わった時点の前歯の出方などで、早期治療の利点は示されませんでした。
あわせて、お子様から大人までを含む54件の研究をまとめたメタ分析では、上下の前歯の前後の差が3mm〜4mm以上あると、前歯のけがのリスクが約2倍になると報告されています。
つまり、前歯が大きく出ているお子様は、転んだときなどに前歯をぶつけやすく、早めに治療を始めることで、そのけがを減らせる可能性があるということです。
次に、当院の考え方です。早めにご相談いただくことで、口呼吸や癖など、出っ歯の原因に早く気づき、対応を始めることができます。
これまでに「大人の歯が生えそろうまで様子を見ましょう」と言われたことがある方も、今のお口の状態を確かめるために、一度ご相談ください。様子を見ることが合っている場合もありますが、今の時期にできることがある場合もあります。
子供の出っ歯と口呼吸を、成長に合わせて整える治療法

当院では、子供の出っ歯を前歯だけの問題とは考えていません。上顎の幅、下顎の位置、舌や唇の使い方、鼻の通りまで含めて考え、骨格から整えることを目指しています。
そのため、治療を始める前に、検査で出っ歯のタイプを確かめます。ご相談の当日には、パノラマレントゲンと、iTero(アイテロ)という機器による口腔内スキャンで、今のお口の状態を確認します。精密検査では、口腔内写真・CT・セファロ(頭部のレントゲン)を撮影し、お子様の場合は全身の姿勢写真も撮影します。こうした検査の結果をもとに、お子様に合った装置を組み合わせて治療を進めます。
当院の小児矯正の主な費用は、次のとおりです(すべて税込、自由診療)。
- 矯正相談:無料
- 検査:5,500円(当日または次回の検査のご予約で無料)
- プレオルソ:99,000円
- 顎顔面矯正(急速拡大装置):418,000円
- 子ども用マウスピース矯正:495,000円
- 調整料:4,400円(1回)
インプラントアンカーの併用や FKO などの装置を使う場合の費用は、検査結果をもとにご説明します。
急速拡大装置の使用期間は、約6か月が目安です。全体の治療期間や通院の回数は、お子様のお口の状態によって異なるため、検査結果をもとにご説明します。
矯正治療には、一般的に次のようなリスクがあります。急速拡大装置のネジを回したあとは、歯や上顎に圧迫感や痛みを感じることがありますが、多くは数日で落ち着きます。装置の周りは汚れがたまりやすく、歯みがきが不十分だと虫歯や歯ぐきの炎症が起こることがあるため、歯みがきの方法をお伝えし、予防を並行して行います。歯を動かす治療では、歯の根の先が短くなる歯根吸収が起こることがありますが、多くは軽度です。また、治療後に歯並びが元に戻ろうとする後戻りが起こることがあるため、治療後は保定装置で歯並びを安定させる期間が必要です。
プレオルソなどのマウスピース型の装置で、舌や口まわりの筋肉の癖を整える
前述の年齢の目安のとおり、低い年齢のお子様には、舌の位置や口まわりの筋肉の癖を整える目的で、取り外し式のマウスピース型の装置(プレオルソなど)を使うことがあります。
マウスピース型の装置は、お子様のお口に入れて使う、やわらかい素材の装置です。装置を使うことで、舌を正しい位置に収め、唇を閉じる習慣をつけることを目指します。口呼吸や舌癖など、出っ歯の原因になる口まわりの使い方に、低い年齢のうちから働きかけられる点が特徴です。
ただし、当院の小児矯正のページでもご説明しているとおり、取り外し式の装置は歯列を広げるのに対し、固定式の装置は骨格そのものを広げることができます。上顎の幅が狭いお子様では、マウスピース型の装置だけで上顎が十分に広がるとは限りません。その場合は、次にご説明する急速拡大装置を組み合わせることがあります。
また、マウスピース型の装置は取り外し式のため、決められた装着時間が足りないと、効果が得られにくくなります。
急速拡大装置で上顎を広げ、鼻で呼吸しやすい状態を目指す
急速拡大装置は、上顎の骨格そのものを左右に広げる、固定式の装置です。上顎の骨は、真ん中に左右の骨の継ぎ目(正中口蓋縫合)があり、成長期のうちはこの継ぎ目が完全には閉じていません。急速拡大装置は、この継ぎ目が閉じる前に、上顎を左右に広げます。
上顎が広がると、歯が並ぶスペースができます。また、上顎の内側が広がることで、舌も上顎に収まりやすくなります。前述の年齢の目安のとおり、上顎の成長が続いている時期に使う装置です。
当院の急速拡大装置は、院長がお子様一人ひとりのお口に合わせて製作する固定式の装置です。ご家庭では1日1回ネジを回すだけで、装置の使用期間は約6か月が目安です。取り外し式の装置のように、装着時間が足りないために効果が得られにくい、ということがありません。付けた初めのうちは違和感が生じることがありますが、多くのお子様は慣れていきます。
上顎を広げることは、鼻呼吸にもつながります。上顎と鼻の底の部分の骨はつながっているため、上顎が広がると鼻の底の部分も一緒に広がります。そうすると鼻の通りが良くなり、鼻が詰まっていたお子様が、鼻で呼吸できるようになることがあります。
上顎を広げる装置には、急速拡大装置のほかに、取り外し式の床矯正(歯列を広げる装置)もあります。床矯正と急速拡大装置の違いは、以下のコラムでご説明しています。
拡大中は、一時的に前歯が出て見えることがある
出っ歯が気になってご相談に来られた保護者の方に、あらかじめお伝えしておきたいことがあります。上顎を広げている間は、前歯が一時的に出て見えることがあるということです。
上顎を広げている間は、前歯が前に出たり、前歯の間にスペースが空いたりして、「出っ歯っぽく見える」ことがあります。また、上顎と一緒に鼻の底の部分が広がるため、鼻の高さが出る前に鼻の横幅だけが広がったように見えることもあります。
こうした変化を見ると、「出っ歯を治したくて始めたのに、かえって前歯が出てしまった」と驚かれるかもしれません。しかし、これは一時的な変化で、最終的にはいい方向に変わっていきます。拡大中に前に出た前歯は、その後の治療で整えていきます。前歯の間のスペースは、人によって違いますが、半年ほどでおおむね閉じていきます。
FKO(取り外し式の機能的矯正装置)で、下顎の前への成長に働きかける
前述のとおり、口呼吸のお子様の出っ歯には、上の前歯の傾きだけでなく、下顎が後ろにあることが関わっている場合があります。
出っ歯(上顎前突)のお子様は、上顎が小さいうえに、下顎も後ろに押し込められていることが多いです。そのため当院では、全員ではありませんが、上顎を広げ、必要に応じて下顎を前に出す装置(FKO など)を使います。
FKO は、取り外し式の機能的矯正装置の一つです。装置を付けると、下顎を前に出した位置で噛むようになり、成長期の下顎が前に成長するよう働きかけることを目指します。上顎を広げても、下顎の位置が後ろのままでは、上下の前歯の前後の差が残ることがあります。
出っ歯のお子様の矯正治療をまとめた前述のコクランのレビューでは、思春期に取り外し式の機能的矯正装置を使った治療は、治療しない場合に比べて、上の前歯の出方が小さくなったと報告されています(質の低い根拠)。ただし、効果の出方には個人差があり、下顎の成長の量や向きは、お子様によって異なります。
FKO は取り外し式のため、決められた装着時間が足りないと、効果が得られにくくなります。また、使い始めは、装置がお口に入っていることで話しにくさや違和感が生じることがあります。
小さなネジ(インプラントアンカー)を併用して、成長が進んだ上顎を広げる
前述の年齢の目安のとおり、成長が進むと、上顎の骨の継ぎ目が閉じていくため、急速拡大装置だけでは上顎が広がりにくくなります。
そこで当院では、急速拡大装置とインプラントアンカーを併用することがあります。インプラントアンカーとは、顎の骨に固定する小さなネジのことです。インプラントアンカーで装置を骨に固定することで、広げる力を歯ではなく上顎の骨にしっかりと伝えやすくなります。インプラントアンカーを併用することで、成長が進んだお子様でも、将来の骨を切る手術(外科矯正)をできるだけ避ける方向で、骨格から整えることを目指しています。インプラントアンカーを入れる処置は、局所麻酔で行う小さな処置です。
上顎を広げたあとに、歯の位置を仕上げる必要がある場合は、子ども用マウスピース矯正(インビザラインファースト)を組み合わせることがあります。
垂水さだまさ歯科・矯正歯科の矯正治療が、口呼吸のある子供の出っ歯に効果的な理由

当院は、「歯を悪くしない」「天然の歯を1本でも多く残す」を診療方針に、小児矯正(顎顔面矯正)に力を入れています。小児矯正は、2年間で200名以上の治療実績があります。
ここでは、口呼吸のある子供の出っ歯の治療で、当院が大切にしていることをご紹介します。
咬み合わせ認定医の院長が、急速拡大装置を一つひとつ手作り
当院の急速拡大装置は、市販品や外注ではなく、顎咬合学会認定医(咬み合わせ認定医)である院長が、お子様の歯と顎に合わせて一つひとつ製作しています。
出っ歯のお子様の治療では、前歯の見た目だけでなく、上顎と下顎の位置関係や、上下の歯の噛み合わせ全体を見ながら、上顎をどの程度広げるかを考える必要があります。咬み合わせ認定医である院長が、噛み合わせ全体を見ながら装置を設計し、製作まで行うことで、お子様一人ひとりのお口の形に合った装置をお作りできます。
また、院長は開業後も毎月最低1回はセミナーに参加し、新しい知見を学び続けています。
土曜日は矯正専門の診療日としているため、学校がお休みの日に通っていただけます。平日はお仕事や学校で時間を取りにくいご家庭でも、治療を続けやすい体制です。
一期治療では基本的に歯を抜かず、将来の抜歯を防ぐことを目指す
成長期のお子様に行う矯正治療(一期治療)では、当院は基本的に歯を抜きません。上顎を広げて、歯が並ぶスペースを作ることで、大人になってからの抜歯矯正をできるだけ避けることを目指しています。
出っ歯は、大人になってから治療する場合、上の小臼歯を抜歯して、そのスペースを使って前歯を後ろに下げる方法になることも多いです。大人になると顎の成長は終わっているため、上顎を広げたり下顎の成長に働きかけたりすることが難しくなり、歯の位置を動かして整えることが中心になるためです。
成長期のうちに上顎を広げ、必要に応じて下顎の位置にも働きかけることで、歯が並ぶスペースを確保し、将来の抜歯を防ぐことを目指せます。すべてのお子様で抜歯を避けられるわけではありませんが、成長期だからこそ、骨格から整えることに意味があると当院は考えています。
口呼吸で口の中が乾きやすいお子様の虫歯にも、一人ひとりに合わせた予防(MTM)で備える
口呼吸のお子様は、口の中が乾きやすくなります。唾液には、歯の表面を洗い流したり、酸で溶けかけた歯の表面を修復したりする働きがあります。口の中が乾くと唾液の働きが弱まり、虫歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。
さらに、矯正装置が入ると、装置の周りに汚れがたまりやすく、歯みがきも難しくなります。口呼吸のお子様の矯正治療では、虫歯の予防がより大切です。
当院では、MTM(メディカルトリートメントモデル)という考え方を取り入れています。唾液検査で、お子様それぞれの虫歯のリスクを調べ、その結果に基づいて、一人ひとりに合わせた予防のプログラムを作ります。予防のプログラムでは、歯科医院でのクリーニングやブラッシング指導、フッ素塗布などを、お子様のリスクに合わせて行います。そのうえで、矯正治療と並行して予防を行うことで、装置が入って歯みがきが難しくなる時期も、虫歯の予防に取り組みながら治療を進められます。
まとめ:子供の出っ歯や口呼吸が気になる方は、お気軽にご相談ください

子供の出っ歯と口呼吸は、お互いに影響し合うことがあります。口呼吸が続くと、唇と舌の力のバランスが崩れ、上顎の幅が狭くなったり、上の前歯が前に傾いたりしやすくなると考えられています。反対に、前歯が出ていることで唇が閉じにくくなり、口呼吸につながることもあります。
口呼吸の原因を取り除くことは大切ですが、すでに前に出た前歯や狭くなった上顎が、口呼吸を直すだけで元に戻ることはあまり期待できません。上顎の成長が続いているうちであれば、骨格から整える治療を選びやすくなります。
お子様の口がいつも開いている、前歯が出てきた、いびきをかく、といったことが気になったら、「まだ早いかな」と思われても、今のお口の状態を知るために一度ご相談ください。
当院では矯正相談を無料で行っており、ご相談の当日に、パノラマレントゲンと口腔内スキャンで今のお口の状態を確認できます。お子様の出っ歯や口呼吸でお悩みの保護者の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

定政 克典
- インビザラインドクター
- 顎咬合学会(咬み合わせ認定医)
- 国際口腔インプラント学会(ICOI認定医)
本記事は、垂水さだまさ歯科・矯正歯科 院長・定政克典(顎咬合学会 咬み合わせ認定医)が執筆・監修しています。記事の内容は診療ガイドラインや学会発表等をもとに作成していますが、症状や適切な治療方針には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず歯科医院にご相談ください。



